2007年07月08日

医師の確保が困難で、救急病院が142件減る。

救急病院、3年で142減 医師確保、都市部も厳しく
 
 急病人や事故の負傷者などの搬送先となる救急病院の数は、2007年4月の時点で、大阪府を除く46都道府県で3838となり、3年前に比べ142減ったことが共同通信の調べで分かった。

 全体の7割に当たる33都道県で減少。理由としては、医師や看護師の不足などが多かった。これらの中には東京や愛知が含まれており、医師確保の厳しさが地方だけの問題でないことが示された。残った救急病院に急患が集中して負担が増し、救急指定を返上する病院がさらに増える悪循環も懸念されている。

 一方、京都、兵庫、沖縄など8府県では増加したものの、人口10万人当たりの病院数でみると、沖縄は1・8と最少。最も多い佐賀の5・6の3分の1以下だった。

 救急病院の数が最も減ったのは埼玉で21病院、次いで東京の16病院。減少率で見ると、岩手、徳島の15%減が高く、愛媛、福井も2けたの減少率となっている。



 24時間、全ての疾患を診るシステムを作っているわけですからね。そりゃマンパワーもかかるでしょう。しかし医師、看護師が不足しており、1人あたりの負担がそれはもう凄いことになっているわけです。48時間働けますか?を地でいっている。

 やはり医師数を増やすという大前提の下で、それまでの間は国が給与を増やすとかしていくしかないと思います。

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posted by さじ at 00:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急
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