山口県光市で99年に母子を殺害したとして、殺人や強姦致死罪などに問われた当時18歳の元少年(26)の差し戻し審の集中審理2日目が27日、広島高裁(楢崎康英裁判長)であった。弁護側の被告人質問で元少年は、赤ちゃんの首を絞めた認識について「ありません」と述べ殺意を否認した。
1、2審判決によると、元少年は99年4月14日、光市の会社員、本村洋さん(31)方で妻弥生さん(当時23歳)を強姦目的で襲い、抵抗されたため首を絞めて殺害。泣き続けていた長女夕夏ちゃん(同11カ月)を床にたたきつけ絞殺した。
弁護側は差し戻し審初公判で「夕夏ちゃんについては、泣きやまないので首にひもをまいて、蝶々結びにしたら死んでしまった」などと主張。この日の被告人質問で元少年は「事件当初は赤ちゃんの首にひもを巻いたこと、蝶々結びにしたことすら分からない状態だった。取り調べの際、ひもを提示されて、蝶々結びにしたことなどを知らされた」などと述べた。
また、「夕夏ちゃんを押し入れの天袋に入れた」と話し、理由について「押し入れはドラえもんの何でも願いをかなえてくれる四次元ポケットで、ドラえもんが何とかしてくれると思った」と説明。更に、死亡した弥生さんを姦淫したことについて「生き返ってほしいという思いだった。(以前に読んだ本を通じて)精子を女性の中に入れて復活の儀式ができるという考えがあった」と述べると、遺族はハンカチを目に当て、すすり泣いた。
続いて検察側が、事件当時の状況や行為について質問。確認を求められる度に元少年は「最高裁に上申書を提出してから1年間、記憶を精査し探った。この法廷でお答えしたことがすべてです」と何度も繰り返した。
27日午後と28日には心理鑑定をした学者の証人尋問がある。
ありえん。
今までこんなこと言ってなかったのに何故急にこんな証言をしだすんでしょうか。弁護士が「そう言え」と言ったのであれば救われない話です。遺族側の心情に全く配慮がなされていない。司法の場、弁護する立場とはいえこのようなことでいいんでしょうかね。
学者による鑑定、とありますが、証言だけみれば明らかに異常者。しかも犯行時に異常ではなかったとするのは難しいでしょうし、弁護士側が入れ知恵をつけてしまえばテストをくぐりぬける可能性も。
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この程度の幼稚な演技で騙されるほど心理鑑定の学者が無能でない事を祈ります。
また、被告の生い立ちに問題があったとのこと。
しかしながら、生い立ちに問題のある人間の多くは犯罪を犯していない。
責任と生い立ちを関係付けてはいけない。
最後に、人の命の重さを実感していない者ほど死刑反対論者なのは何故なのでしょう?
彼らは、刑事罰には報復の側面もあると言うことを理解するべき。
明文化されてはいないだろうけどね。