2007年06月26日

15歳未満のエホバの証人信者に対しては、親が拒否しても輸血を行う。

親拒んでも15歳未満輸血、信仰より救命優先…学会指針案

 信仰上の理由で輸血を拒否する「エホバの証人」信者への輸血について、日本輸血・細胞治療学会など関連5学会の合同委員会(座長=大戸斉・福島県立医大教授)は、15歳未満の患者に対しては、信者である親が拒否しても救命を優先して輸血を行うとする指針の素案をまとめた。

 「信教の自由」と「生命の尊重」のどちらを優先するかで悩む医療現場の要請に応えて検討を始め、「自己決定能力が未熟な15歳未満への輸血拒否は、親権の乱用に当たる」と判断した。

 合同委員会はこのほか、日本外科学会、日本小児科学会、日本麻酔科学会、日本産科婦人科学会の国内主要学会で組織。年内に共通指針としてまとめる。

 エホバの証人への対応はこれまで、日本輸血・細胞治療学会(当時は日本輸血学会)が1998年、18歳以上の患者は本人の意思を尊重し、12歳未満の場合は、家族が反対しても輸血を含む救命を優先するとの指針をまとめていた。しかし12〜17歳については、発育途上で判断能力に個人差があるとして対応策を示していなかった。

 今回の素案では、治療法に対してある程度の自己決定ができる年齢を、義務教育を終える15歳に設定した。15〜17歳の患者については、本人と親の双方が拒めば輸血は行わないが、それ以外、例えば本人が希望して親が拒否したり、逆に信者である本人が拒み親が希望したりした場合などは輸血を行う

 15歳未満の患者に対しては、本人の意思にかかわらず、親が拒んでも治療上の必要があれば輸血する。18歳以上については、これまでの指針通り、親の意向にかかわらず本人の意思を尊重する。

 大戸教授によると、エホバの証人信者が子への輸血を拒否する事例は、大学病院など全国100以上の病院で少なくとも毎年数例は起きていると推定される。



 いいんじゃないでしょうか。大変良識のある対応だと思います。いや別にエホバが非常識と言っているわけではないのですが。

 そもそも宗教ってのは本人の心のよりどころ的存在なので、子どもに押し付けるのはどうかと思うんですよね。勿論日本なら日本的な、風土の中にも宗教というのは根付いているわけで、そんな感じで体得していくのなら構わないんですけど、今回のように命に関わるようなことだと、どうかなぁーって。エホバも、キリスト教でいうところの「洗礼」のようなものはないんですかね。20歳を超えたら自分の意思でエホバの証人の信者となる、という風にすれば、輸血拒否も本人の意思、ということになって大変明瞭だと思うんですが。

 15歳の「子ども」に宗教の重みなんて分かるはずもないし、親から押し付けられた考え方で自分の輸血をすべきかするべきでないか判断するのは難しいわけです。医療側としては、命を助けるという明確な目的があるわけですから。

関連
医学処:例えエホバの証人の子供でも、輸血するという医者が75%
医学処:赤ちゃんの手術を拒否した両親に親権停止処分。
医学処:エホバの証人の手術中に大量出血、輸血を受けずに死亡する。


広告
posted by さじ at 17:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。