医療機器開発のモリタ製作所(京都市、森田隆一郎社長)は、歯科医向けの小型エックス線撮影装置を開発、21日から発売する。平面画像と立体的なコンピューター断層(CT)画像の両方が撮れ、診断をより的確にできるほか、画像を使った患者への治療の説明もしやすくなる。
新装置ではまず、口腔全体の平面画像をパノラマ撮影。病変部位を特定した後CT画像を撮影する。歯の中の立体構造までくっきり見え、痛みを引き起こす神経の枝分かれの様子も分かり、適切な治療法が選びやすい。
歯科領域でもCTや単純X線画像撮影が出現してから、患者主体の医療を提供できるようになりました。画像撮影によって実際にどこが異常なのかをしっかり把握することで、歯科医側にも大きなメリットが生じます。今ではもう「痛くない」というのも当たり前ならば、歯を綺麗にすることも当たり前の時代なのでしょうね。
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