2007年06月25日

口臭を除去するための生活習慣10箇条を提示。

口臭の9割は細菌! やっぱり朝夜は必ず歯磨きを!

 きちんと歯を磨いているのに、口臭がなくならない…。中高年世代で、息のにおいに悩む人は多い。いくら礼儀や身だしなみがよくても、口臭があれば対人関係は台無しになる。にもかかわらず、その原因やきちんとした対処法は意外と知られていない。よほど親しい人でなければ指摘してくれないものだけに、自分でしっかりと対処・予防することが大切だ。

 「口臭の原因の9割は、口の中の細菌によるものです」。大阪大学歯学部臨床教授で、歯学博士の野村慶雄さんは、そう断言する。虫歯と歯周病、舌の表面に白や黄色の苔状の汚れがこびりつく舌苔、口の中にとどまった食べ物。この3つによって口腔内に増えた細菌が口臭を生む。中でも、「40歳以降の口臭の一番の原因は歯周病です」(同教授)という。

 歯周病は、歯のまわりに起こる感染症で、「40歳〜70歳の日本人の約8割が罹患している国民病」(同教授)だ。一番の原因は、歯と歯ぐきの境い目にたまる細菌の塊(プラーク=歯垢)で、「プラークの中には300〜400種類もの菌があり、歯周病の原因菌はそのうちの30〜40種類。歯周病に罹患すると菌の数は、健康なときの約1000倍の約1億個/ミリグラムへと、急激に増えます」(同教授)。

 歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間に空間(歯周ポケット)ができ、ここに、さまざまな細菌が貯蔵される。「プラークには、においを出す菌がたくさんいます。歯と歯ぐきの間をつまようじなどに軽くひっかいてみてください。白くつくのがプラークです。これをにおってみるとくさいのがわかりますよ」(同教授)。つまり、口臭をなくすには、歯周病をきちんと予防・治療することが大切なのだ。

 自分でできる一番の予防法は、よく知られているように歯磨きだ。ただし、「ほとんどの人が磨いているつもりになっているだけ。きちんと磨けている人は少ない」(同教授)。歯周病を予防し、口臭をなくす歯磨きのコツは、「歯と歯ぐきの境いめに歯ブラシの先端を斜めにあて、小さく小刻みに横に動かす。虫歯予防の歯磨きとは違い、歯ブラシが歯ぐきにあたっているのを感じながら磨くことが大切です」(同教授)。歯磨きは、朝食後と就寝前の1日2回以上行い、「食べ物のカスによる口臭を防ぐためにも、毎食後に行うのが理想」(同教授)。

 とはいえ、歯磨きで口の中の細菌をほぼ100%掃除するのはなかなか難しい。細菌は少しずつ口腔内にとどまり歯石になるため、「年に1〜2回、歯科医院でプロによるクリーニングを受けてください」(同教授)。

【食べ物のにおいが口臭になる理由】

 口中の残った食べカスに含まれたたんぱく質は、口腔内の常在菌によって分解される。このとき、アンモニアや硫化物、インドールなどさまざまな臭気物質が発生する。例えば、揮発性硫化物のメチルメルカプタンは、タマネギが腐ったようなにおいをだす。こうした物質が増えると、口臭は強くなるのだ。

 ニンニクやニラなど、においの強い食べ物を食べると、食べたときだけではなく、翌日もにおいが残ることも多いが、「胃の中のにおいが呼気としてでてくるのではなく、にんにくなどのにおいの成分が消化によって腸で吸収され、血液に入り、肺に取り込まれ、呼気としてでてきているのが理由。口の中をいくらきれいにしてもにおいをなくすことはできません」(野村教授)。

【胃が悪いのは口臭の原因?】

 胃が悪いと口臭の原因になるといわれるが、「食道と胃の間には噴門部があり、食べ物などが通過するとき以外は閉じられています。ゲップ以外で胃の中の空気が呼気としてでてくることはないので、胃が悪いからといって、直接、口臭の原因になることはまずありません」(野村教授)。

 ただし、慢性の胃腸炎などがある場合、舌の表面の舌乳頭に変化が起こって舌苔が増えることがあり、これが原因で口臭が強くなる可能性はある。ほかに、口臭が強くなる病気は、鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)、咽頭炎・喉頭炎など。

【舌苔による口臭】

 「舌の表面のブツブツ(舌乳頭)の突起の間にあるみぞに細菌がたまるのが原因。そのため、舌の表面を掃除することで口臭はなくなる。専門の掃除道具を使うほか、濡らしたガーゼを指先に巻きつけて舌の表面をやさしくさするだけでもきれいにすることができます」(野村教授)。

■口臭をなくすための生活習慣10カ条

★その1 歯と歯ぐきの間を歯ブラシでよく磨く
★その2 舌苔があるなら、濡らしたガーゼで舌を軽くふきとる
★その3 歯磨きの後は、マウスウォッシュなどで口の中の細菌を退治
★その4 食事はゆっくりと、よく噛んで食べる
★その5 ストレスを溜め込まず、睡眠を十分にとる
★その6 大切な集まりなどがある場合は、前日ににおいの強い食べ物を食べるのは避ける
★その7 暴飲・暴食を避け、胃腸の状態を整える
★その8 ノンシュガーのガムなどを噛み、唾液の分泌を活発にする
★その9 定期的に市販の口臭チェッカーを使ったり、家族に頼んで口臭がないか確認する
★その10 年に1〜2回は、歯科医院で歯石をとる



 「磨いているようで磨けていない」というのがメインの理由だと思います。あと、「舌の白いのは歯ブラシでごしごし落とすのが良い」というのは違いますので。舌の上には乳頭が多数存在していますが、それを傷つける結果となってしまいますので、舌専用の布巾などで拭くといいでしょう。

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posted by さじ at 01:48 | Comment(1) | TrackBack(0) | 歯科
この記事へのコメント
めっちゃ助かります

私ゎめっちゃ口が臭いんで
Posted by はる at 2009年04月11日 16:51
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