2007年06月23日

気管支喘息の死亡率は、都道府県によって大きく差が出る。

ぜんそく死亡率に地域格差、最大3.4倍

 気管支ぜんそくの発作による死亡率に、都道府県間で最大3・4倍の医療格差があることが、同愛記念病院(東京・墨田区)の鈴木直仁・アレルギー・呼吸器科医長の調査で明らかになった。

 気道の炎症を抑える「吸入ステロイド薬」の使用率が低い地域で、死亡率が高い傾向があった。

 国の人口動態統計によると、気管支ぜんそくで年に約3200人が死亡し、その3分の2を60歳以上の高齢者が占める。鈴木医長は、2005年の都道府県ごとの統計を基に、高齢化による地域差の影響を除いた死亡率を計算。死亡率が最も低いのは静岡(1・34人)で、富山、新潟と続いた。最も高いのは宮崎(4・54人)で、静岡の約3・4倍。以下、沖縄、徳島の順で、「西高東低」の傾向を示した。

 鈴木医長は、吸入ステロイド薬の都道府県別の使用率も調べた。使用率が高いのは秋田(死亡率の低さ4位)で、静岡、新潟が続いた。低いのは沖縄、鹿児島(同43位)、福岡(同31位)の順。こちらは「東高西低」の傾向を示し、死亡率と使用率が反比例する様相が明らかになった。

 吸入ステロイド薬は、ぜんそく死を減らす効果があり、日本アレルギー学会の大人の気管支ぜんそく治療の指針は、ぜんそくを週1回以上起こす患者に最初に使う薬として推奨している。しかし、高齢者に吸入の方法を指導するのが難しいことなどの理由で、地域によって普及に格差がある。

 足立満・昭和大第1内科教授の話「吸入ステロイド薬の効果や使用法について、医師や国民を啓発することが大切だ」



 大気汚染とかの理由による死亡率の差かと思いきや、意外にも吸入ステロイドの使用率の差とは。しかしこれも深刻といえば深刻です。つまり日本で統一されている医療にも、格差が生じているということです。

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posted by さじ at 03:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 呼吸
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