東京大学医科学研究所の清野宏教授などの研究グループは、イネの遺伝子を組み換え、コレラのワクチン成分を含んだコメを作ることに成功した。粉末にして飲むとコレラにかかりにくくなる。コメのまま長期間保存できる利点もある。研究成果は近く米国アカデミー紀要(電子版)に掲載される。
コレラ菌に一度感染すると人体内には免疫ができ、二度目以降はコレラを発症しにくくなる。研究グループはイネの遺伝子にコレラ菌の一部を組み込んで栽培した。収穫したコメの粉末を飲むと体内にコレラ菌の一部が入り込んだことになり、免疫ができる仕組み。コレラの毒素部分は取り除いてあるため発症はしない。
おー凄い。主食でつく免疫か。でもちょっと怖いですね。安全なんだろうけど、怖い。この稲が農家のコメに混じったらもっと怖い。
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