2007年06月12日

福島県立医大の推薦枠を倍にして、県外からも推薦受け入れを行う。

福島医大に推薦枠拡大要請 2倍程度を目安

 福島県が福島医大に対し来年度入学者の推薦枠を2倍程度増やすよう要請し、両者が協議に入ったことが11日までに分かった。県外からの推薦受け入れも求めている。県は同大の設置者で、要請の意味は重い。

 福島医大の今春の入学者の推薦枠は8人程度で、12人が合格した。県は推薦枠を15、6人程度にまで増やした上で、県内高校在籍者という条件を緩和するよう求めている。県外出身者が推薦入学した場合には、県が新たに創設し、卒業後に一定期間の県内勤務を求める奨学金を利用してもらうシステムも検討する。



 県内を増やすわけではなく県外を増やすんですか。んー、

 推薦制度って、あまりメリットないと思うんですよね、特に医学部では。結局六年間頑張って勉強する人って、高校時の成績が良い人ではなく医学に興味がある人、モチベーションの高い人ですから。某国立大学では、推薦合格者はあまり良い目で見られないなんていう笑えない噂も。

 しかし大学側にとっては、推薦制度は無くしたくないんでしょうね。生徒の質が安定しているという点で。学校のお墨付を得られているので、生徒の将来性は無難なものでしょう。ハズレを引くより良いと思いますし。

 県の要請の狙いとしては、卒後も福島県に留まってほしいという思いがあると思われます。さすがに県内高校だけで15人近く推薦で取るのは体裁が悪い。そこで県外も増やし、奨学金制度を設けることで福島県の医師数を少なからず安定させたい、という狙いではないでしょうか。

関連
医学処:大分大学医学部、学士偏入学者に地域枠を設ける
医学処:愛媛大学が医学部の後期日程を廃止し、前期日程を33人に増やす
医学処:国立大学医学部の推薦入試、県内高校限定者を増やす方向に
広告
posted by さじ at 23:20 | Comment(1) | TrackBack(0) | 大学
この記事へのコメント
貴方達貴女をずっと目を離さず見ています。現実を直視して考えています。具体的な最前には必ず私達の現実的に潜在する意識の中から最善策に必ず実現して行くんだ
Posted by みか at 2011年04月01日 23:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック