2007年06月12日

東京医大病院の調査の結果、多剤耐性緑膿菌は院内感染の疑いが強い。

院内感染の可能性を指摘 東京医大病院の外部調査委

 東京医大病院(東京都新宿区)で昨年8−9月に、がんで入院中に死亡した女性4人を含む5人から、複数の抗生物質が効かない多剤耐性緑膿菌が検出された問題で、同大は8日までに「院内感染の疑いが強く、1人については感染が死因となった可能性が高い」とする外部調査委員会の調査結果を公表した。

 死亡した残る3人のうちの2人についても、感染による敗血症などが死因の可能性が否定できないとしており、同病院は「今後さらに感染症対策を徹底させたい」としている。

 報告書によると、5人が入院していた同じ階にある汚物処理室の流しから多剤耐性緑膿菌が検出された。遺伝子解析の結果、5人の血液などから検出された菌と同一もしくは近縁であることが判明したため「院内感染が強く疑われる」と指摘した。感染経路は特定できなかったが、医療器具や職員の手を通じて感染が広がった可能性を否定できないとした。



 発覚した当時のニュースはこちら。

東京医科大学でも多剤耐性緑膿菌の院内感染が発覚

 そして検査の結果、菌が同一のものであったため、院内感染であろうといえた、ということです。

関連
医学処:埼玉医大で多剤耐性緑膿菌の集団感染。100人中6人が死亡
医学処:埼玉医科大学の多剤耐性緑膿菌の院内感染は新たに5人死亡していた
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posted by さじ at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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