4日、津山市内で「保育園児が次々倒れている」との悪質ないたずら電話で、津山圏域消防組合の全救急車などが出動する騒ぎがあった。津山署は軽犯罪法違反容疑などで捜査している。
同日午後0時5分ごろ、同市林田の圏域消防組合本部に男の声で「津山保育園で園児36人が次々倒れ、意識がない子もいる」との通報が入った。通信指令室は「ただごとではない」と判断し、直ちに管内の全救急車13台と救助工作車、指揮車など計16台に出動を指令した。
通報から2分足らずで、最初の救急車が同市山下の同保育園に到着。間もなく他の救急車3台と救助工作車、指揮車も駆け付けたが、「いたずら」と分かったため、その他の救急車は途中でそれぞれの持ち場へ引き返した。
消防本部は「通報は119番ではなく、加入電話に掛かってきた。30歳代の男性の声で、真に迫っていたので園の職員と思った。救急車に出動を指令するとともに、保育園に確認の電話を掛けたが、ちょうど話し中だった」と話している。
最悪ですね、こういう「犯罪」は。不快になります。ふざけてやった、では済まされないと思います。2分で到着という迅速な対応。しかし、こうして出動している間に、別の人が「救急車が出払っていて数分以内に到着できない」こともあるわけです。やっていいことかどうかの区別すらつかないのか。
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