2007年06月09日

カテーテルを心臓側面に縫い付け、抜き取ろうとした時に大量出血

群馬大病院・医療ミス死:執刀医を書類送検へ

 群馬大学医学部付属病院で昨年6月、心臓手術を受けた男性患者(当時70歳)が意識不明になり死亡した事故で、県警捜査1課と前橋署は、執刀医の過失が死亡の原因だったとして、執刀した40代の男性外科医を業務上過失致死容疑で近く前橋地検に書類送検する方針を固めた。

 調べなどによると、男性は昨年6月8日、同病院で心臓弁膜症の手術を受けた。翌日、外科医がカテーテルを抜き取ろうとしたところ心臓が破れて大量出血して意識不明に陥り、8日後に死亡した。

 病院は記者会見で「患者が高齢で心臓機能が低下し、壁がもろい状態だった」と説明していたが、県警は県外の病院に依頼した鑑定や他の心臓手術例などを検討。外科医が誤って男性の心臓壁面に血圧などを測るためのカテーテル(直径3ミリの管)を縫い付けた疑いがあり、この過失が死亡の原因だったと判断した。

 執刀に立ち会うなどした他の医師らについては「カテーテルを縫いこんだことまでは予測できない」として立件を見送る。



 西は京大で荒れ、東は郡大で荒れています。

 特に群馬大学病院では、色々な分野で医療ミスが起こっているなぁというのが印象的です。体制の問題というよりは、1人1人の不注意によるものではないでしょうか。

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posted by さじ at 18:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環
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