メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)の予防を身をもって訴えようと、公開ダイエットを続けてきた厚生労働省の副大臣2人が4日、半年間の成果を公表した。
武見敬三副大臣は、“公約”の体重5キロ減、ウエストの周囲径(腹囲)5センチ減を余裕で達成。石田祝稔副大臣は、目標にはあと一歩届かず、ダイエット続行を宣言した。
両副大臣は、昨年12月から、厚労省のホームページで、腹囲や体重、歩数や飲酒量などの記録を毎週公開してきた。
この日、測定に臨んだ武見副大臣は、体重84キロが76・5キロ(7・5キロ減)、腹囲100・5センチが93・6センチ(6・9センチ減)に。ウエストや顔の輪郭がすっきりし、「体が軽くなって、仕事の持続力もついたよ」と満面の笑み。つらかったのは食事制限で、帰宅後、ついつい冷蔵庫を開けてしまい、家族にしかられる場面が何度もあったとか。
石田ァ
さすがの武見さんは成功されてますね。ぶっちゃけて言ってしまえば、体重を減らすのなんて余裕なんですよね。胃袋がからっぽになるほど絶食する必要なんてありません。ただ、いつもの倍以上運動すればいいだけです。
○武見副大臣が立てた目標達成のために取り組む内容
(1)身体活動量を増やす(普通歩行10分、速歩10分、腹筋)。
(2)甘い炭酸飲料は飲まない。コーヒーの砂糖は甘味料とする。
(3)揚げ物・炒め物は1日1料理まで、菓子は2日に1回、1個までにする。
(4)3食以外の夜食は食べない。
○石田副大臣が立てた目標達成のために取り組む内容
(1)意識してなるべく歩く(目安:合計10分)。
(2)エレベーターではなく、できるだけ階段を使う(目安:合計5分)。
(3)ビールは1日1缶(350ml)までにする。
武見副大臣は、家まで10分の距離でわざと降りて、速歩で帰ったりしていたそうです。そういった何気ない努力で、毎日20分ほど歩くことが必要です。食べ物我慢するだけで痩せられるわけがありません。人間はそんなに意志が強くありません。
また、最近メディアでメタボリックシンドロームが取り上げられているようですが、メディアの言うメタボの定義に若干誤りがあるので訂正しておきますと、まず「内臓脂肪型肥満」として、内臓脂肪が100cm2必要なんですが、精確な検査はできないので、「男性85cm以上、女性90cm以上の腹囲があること」を内臓脂肪型肥満とします。
これ加え、以下の3項目のうち2項目以上を満たすものがメタボリックシンドロームといわれます。つまり下記の項目も重要なのです。
a.空腹時血糖110mg/dL以上
b.収縮時血圧130mmHg以上or拡張期血圧85mmHg以上
c.血清中性脂肪150mg/dL以上or血清HDLコレステロール値40mg/dL未満
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