宮崎県の地鶏の刺し身を5月にインターネット販売で購入し食べた埼玉県の家族ら7人が、食中毒になっていたことが7日、分かった。10歳の女児が約10日入院して手当てを受けたが、現在は7人とも回復しているという。
7人のうち4人の便から食中毒の原因菌カンピロバクターが見つかり、都城保健所は販売した宮崎県都城市の食肉販売業「ぶり鶏の中尾」(中尾映子経営者)を食品衛生法に基づき、2日間の営業停止処分にした。
宮崎県では1月、鳥インフルエンザが相次いで発生。風評被害を防ごうとテレビに出演したり、首都圏のスーパーに出掛けたりして「宮崎の地鶏は安全」とPRしてきた東国原英夫知事は「非常に残念です」と話した。県は「子供や高齢者は生では食べないように」と呼び掛けている。
県によると、地鶏の刺し身は5月14日、ネットで注文した埼玉県川口市の家庭に真空パックで届き、この家族5人と、おすそ分けをもらった近所の男性2人が下痢や腹痛を起こした。
東国原知事、結構頑張ってますよね。宮崎県を守るためにうまいこと自分のキャラを生かしていると思います。選んだ県民も馬鹿ではなかった。
しかしやはりナマモノは、ご当地で食べるに限りますね。真空パックといえど危険性はあるわけです。衛生管理を徹底して、再スタートをきってほしいと思います。
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