2007年06月06日

拡張型心筋症の松永真和さん29歳が、心臓移植のための募金を呼びかけ

難病29歳男性に募金呼び掛け=ドイツで心臓移植−福岡

 難病の特発性拡張型心筋症を患う福岡県岡垣町旭台の松永真和さん(29)の家族らが5日、同県庁で記者会見し、ドイツで心臓移植手術を受けるための募金を呼び掛けた。渡航費や手術費用など約7000万円が必要で、今年9月までの渡航を目指している。

 松永さんは、23歳だった2000年11月、心臓の筋肉の収縮力が低下し、心不全や不整脈を引き起こす拡張型心筋症と診断された。松永さんの場合、心臓移植以外に助かる方法はないとされているが、国内ではドナーが少ないため、海外での移植を決意した。



 よくこう、幼児だと、募金やってかなり集まるんですけど、29歳の男性で集まるんですかね。これちょっと興味あるところなんですけど。

 小さい子が拡張型心筋症で移植受けなきゃいけないって時は、まだこんな小さいのに可哀想とかそういう同情もあって募金集まるんだと思います。いや私が勝手に思ってるだけですが。

 で、この人は23歳の頃に発症したわけですよね。いわゆる男として一番いい期間を病気に捧げ、そして今、命までも捧げようとしてるわけです。それを食い止めるためには移植しかない。

 小さい子には「未来」があって、無垢な命を助けたいって思う気持ちは分かるんですけど、私としては29歳の男性の「完成された人格」を失わせてはいけない!とも思うんですよね。真っ白なキャンパスにも可能性という良さはありますが、既に風景の描かれた絵も、それと同じように大切だと思うんです。今まで29年もかけて構築してきたものを、簡単に失わせていいものかどうか。しかも「移植すれば助かる」命を。

 どちらのほうが救う命の価値が高いかと言いたいわけではないんです。むしろ逆で、平等だろうってことがいいたいだけなんですけどね。しかし募金という性質上、おそらく子どものほうが集まりやすいんじゃないかなと私が勝手に思ってるだけ、だと良いのですが。

参考:ネコの近況

関連
医学処:拡張型心筋症治療のためアメリカで行った心臓移植が無事終了
医学処:修正大血管転位症の女性がドイツで心臓移植を望んでいる
医学処:心臓移植のため渡米するも、移植を回避する手段を選択する
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posted by さじ at 01:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
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