兵庫県立西宮病院(同県西宮市)に入院中の40代男性が30日、臓器移植法に基づく脳死と判定された。男性は脳死で臓器提供する意思を示すカードを持ち、家族も提供に同意した。同法に基づく脳死判定は56例目、移植は55例目。
日本臓器移植ネットワークによると、心臓は30代男性に、肝臓は30代女性にいずれも大阪大病院で、すい臓は九州大病院で20代女性に、片方の腎臓は神戸大病院で10歳未満の男児に、もう片方の腎臓は県立西宮病院で30代男性に、小腸は京都大病院で10代女性に移植される予定。肺移植を受ける患者は選定中という。
前回はこちら。
脳死移植、54例目を施行。10歳未満から40代までに移植
まず日本では、脳死移植による臓器移植は望み薄といわれています。それは、臓器提供意思表示カードの所持率があまりにも低いためだと思います。カードで意思表示さえしてくれれば、その臓器によって助かる人は大勢います。今こうして我々がインターネットをやっている間にも、インターネットすらできない重病人が、命を削って闘病しているのです。一度、以下の記事をご覧下さい。所持や記入に関して、面倒なことなどありませんから。
医学処体験レポ:ねんがんの臓器提供意思表示カードをてにいれたぞ!
関連
医学処:臓器提供意思表示カードの署名者は、2001年以降増えていない。
医学処:交通事故で死亡した少年の臓器を7人の患者に移植
医学処:臓器移植法改正の審議は、現状では必要ないとする国会議員