関東地方を中心とする麻疹の流行で、ワクチン接種が必要かどうかを見極める抗体検査が、試薬の不足から実施困難になっていることが26日分かった。
ワクチンが不足する事態に備え、厚生労働省は18日、全国の医療機関に、抗体検査の実施で、ワクチン接種が本当に必要な人を見極めるよう通知したばかり。思わぬ伏兵で出だしからつまずいた形だ。
試薬が不足しているのは「HI法」と呼ばれる検査法。使い勝手が良く、最も広く利用されている検査法だが、製造にミドリザルの血液を利用しており、殺到する検査依頼に供給が追いつかなくなった。
はしかの検査で国内最大手のエスアールエル(東京)は25日、HI法での検査の一時中断を医療機関に通知した。同社によると、同業他社も既にほぼ同様の措置を取っているという。ほかにも検査方法はあるが、HI法に比べ日数がかかるという欠点がある。
まあ不足していても、できるだけ抗体検査は受けるようにして下さい。私の近くにも、確かに予防接種は打ったはずなのに抗体がなくなっていたという人が数人います。その人たちは早急に再度予防接種してことなきを得ましたが。感染してからでは遅いですから。
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