2007年05月25日

金沢大学病院が、脳死判定に必要なデータを保管していなかった。

脳死判定:必要な脳波データ保管せず 金沢大病院で判明

 金沢大病院(金沢市)が昨年5月に実施した脳死臓器移植で、脳死判定に必要な脳波の測定データが規定通りに保管されていないことが厚労省の調べで分かった。データは臓器移植法で5年間の保管が義務付けられており、保管されていなかったり作成されていなかったりした場合は規則違反に当たる。

 脳波をはじめ脳死判定にかかわるデータは、専門家による検証ができるよう、すべての事例で保管が義務付けられている。今年4月、厚労省が検証のためデータ提出を同病院に求めたところ、脳波測定データだけが提出されなかった。病院側は荷物の移動などで現在、見当たらないため探している、などと釈明しているという。



 こういうのはいけません。日本はただでさえ脳死に違和感を感じているのに、こういう不備があると世論はますます脳死判定を疑問視する結果となるでしょう。

 金沢大学さん、勘弁してください。脳死に携わる以上、義務化されていることはきちっと守って頂かないと、社会全体が迷惑を蒙りますから。

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posted by さじ at 04:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
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