NTTドコモは亀田総合病院などを運営する医療法人の鉄蕉会(千葉県鴨川市)と、携帯電話から電子カルテを閲覧できるシステムを開発、在宅医療事業に導入した。患者の自宅を巡回する医師や看護師が必要な時に患者の病歴を確認でき、きめ細かいケアが可能になる。医療費の増大につながる長期入院を減らし、在宅医療を支援する仕組みとして普及を目指す。
「ケータイカルテ」を導入したのは、在宅医療の中でも、医師や看護師らが患者の家に出向き、看護やリハビリテーションを提供する訪問診療・看護と呼ぶサービス。対象患者は千葉県南部の約200人。
亀田総合病院は、「家庭医」で有名な病院です。この電子カルテ制度ができれば、地域に密着した訪問医療が活性化するでしょう。NTTドコモ、Good Job!というところです。
将来的には欧米のように地域ごとの家庭医と、大学病院などの総合大病院の住み分けが進むと思います。そのためにも在宅医療をサポートする体制、この携帯電子カルテやテレビ電話などの設備が必要となってくるわけです。
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