2007年05月22日

予防接種を打ったからといって麻疹にかからないわけではない。

ワクチン高接種率、なのに はしか猛威

 今年のはしかの流行は、10〜20歳代の患者が多いのが特徴。この年代のワクチン接種率が気になるところだが、厚生労働省の2005年の調査では、接種率は2〜19歳は95%以上、20歳代が88・6%、30歳代が85・0%、40歳以上が52・3%と、年齢が上がるにつれてワクチン接種を受けた人の割合が下がっている。

 なぜ、接種率が高い若者に感染者が多いのか。国立感染症研究所は、ワクチン接種率の上昇に伴い、はしかの流行が激減、はしかのウイルスと接する機会が少なくなって、免疫が増強される機会が減ったからと指摘する。ワクチンを1回接種しても免疫ができない人も5%程度おり、このような人たちが成長してある一定数に達し、流行につながったとみられるという。一方、流行を何度も経験している中高年については、免疫力が強く、流行に結びついていないとする。

 昨年4月からは、2回接種が導入された。2回目の接種は、小学校就学前1年間の子供が対象。2回接種により流行を抑える効果が出るには10年はかかるとみられている。

 唯一の予防策は予防接種だ。はしかにかかったことがなく、予防接種も受けたことがない人は、受けた方がいいという。予防接種を受けたことがある人も、不安があれば、免疫の有無を血液検査で確認することができる。ワクチンは限られているため、確認した上で効率的に接種を受ける必要がある。

 また、妊娠中は症状がひどくなり、母子ともに危険にさらされる場合があるが、妊娠中は接種を受けられないため、妊娠を予定している人は事前の接種が重要になる。

 治療法はなく、感染した疑いのある人は、人込みを避け、自宅で安静を取ることが必要だ。厚労省では「初期段階では診断できない。中途半端な免疫のある人は、発疹が出ないなど、はしかとはっきりわからないような症状しか出ないこともある」とした上で、「風邪のような症状が出たら、マスクをするなど他人にうつさないよう気を付けてほしい」と呼びかけている。



 予防接種をしたからといって安心してはいけません。抗体がなくなる人もいるからです。一番確実なのは、血液検査をして抗体があるかどうか調べることでしょう。ないようなら予防接種をすべきです。日本は、麻疹大国といわれていますが、1人1人の心がけ(麻疹のようなら人ごみを避けて大人しく休む)で流行が防げるんだということを認識してほしいと思います。

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posted by さじ at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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