わたしたちも看護師になれるかな―。市立根室病院(荒川政憲院長)で12日、小学生たちの「ふれあい看護体験」が行われた。
5月12日の「看護の日」と看護週間にちなんで、国民に広くけがや病気で傷ついた人の世話や看護への関心と理解を深めてもらう行事。市立根室病院と社団法人・北海道看護協会根室支部(杉本千枝美支部長)の共催。
この日は、市内の小学6年生の児童15人が看護体験に参加した。はじめに、山田美智子看護部長が、ナイチンゲールの誕生日にちなんだ看護の日の意味を説明しながら「根室は高齢化が進み、看護を必要とする人が増えてきます。看護体験を生かして、将来は根室の地元で看護師として歩んでほしい」と期待を込めてあいさつした。
引き続き、オリエンテーションを行い、それぞれがナースキャップや白衣に着替え、各班に分かれて、ベテランの看護師とともに病棟を巡回。患者さんの体をタオルでふく清拭や手浴、足浴。車いすを押しての散歩。患者との会話など、簡単な看護を体験した。
こういうイベントはいいですねぇ。ほのぼのとして。
今日本は空前の看護師不足です。欧米に比べて病院ボランティアが少ないことなども原因の1つのような気はしますが、とにかく足りていない。新しい人材を確保するのも大切ですが、結婚や出産で退職した方の復帰も望んでいる次第。是非もう一度現場で働いてみませんか。
この小学生が、将来看護の道に進むかもしれないと思うと、大事な芽ですよね、こういうことも。
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