サッカーのJリーグは8日、東京都内で臨時理事会を開き、ドーピング禁止規程に違反した1部(J1)川崎フロンターレの日本代表FW我那覇和樹選手(26)に、アジア・チャンピオンズリーグを含む6試合の公式戦出場停止処分を下した。チームには1000万円の制裁金を科した。
1993年にスタートしたJリーグで、ドーピング違反での処分は初めて。クラブへの制裁金1000万円も過去2例ある最高額に並んだ。
Jリーグの鬼武健二チェアマンは「1回目の違反だが、再三注意していながらこうなったことを重く受け止めた」と、処分理由を説明した。
我那覇選手は4月23日の練習後、チームドクターの判断で静脈に栄養剤注射を受けた。Jリーグは今季から世界反ドーピング機関(WADA)の基準に従い、正当な医療行為を除く静脈注射を禁止している。
にんにく注射だったみたいですね…。たかがにんにく注射で出場停止とは…って感じもしますが、スポーツの世界がドーピングに対して過敏になるのはむしろ良いことだと思います。フェアの精神ですから。
今回の件で一番悪いのは、何と言ってもチームドクターでしょう。ドーピング問題に対しては最も注意しなければならないはずの人物が、正当な医療行為ではない「にんにく注射」を安易に行っている点。Jリーグ規定を守れず選手に迷惑をかけるなど論外です。
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