2007年05月09日

自治医大で、国内初のパーキンソン病遺伝子治療をいよいよ実施

パーキンソン病:国内初の遺伝子治療実施 自治医大病院

 自治医大付属病院(栃木県下野市)は7日、パーキンソン病患者に国内で初めて遺伝子治療を行ったと発表した。病気は脳内の神経伝達物質ドーパミンの減少で発病する。治療ではドーパミンの生成を促す酵素の遺伝子をウイルスベクター(運び屋)に組み込み、脳内の線条体に注入した。薬物への依存度や副作用が低い治療が期待できるという。

 中野今治教授(神経内科)らによると、発病後約11年が経過した50代の男性患者に、「L−アミノ酸脱炭酸酵素(AADC)」の遺伝子を注入した。この治療法は米国で6例実施され、重大な副作用は確認されていないという。同病院は今後、6カ月かけて安全性と効果を検証する。

 同病は手足の震えなどを引き起こす。進行すると転倒しやすくなり、最後には寝たきりになる。国内の推定患者数は約12万人。従来は「L−DOPA」と呼ばれる薬を服用してドーパミンに変換させる薬物療法が行われてきたが、症状が進行した患者ではAADCそのものが不足し、薬が効かない難点があった。



 承認されたのが昨年の10月でした。

医学処 パーキンソン病に対し国内初の遺伝子治療が行われる

 そして、いよいよ実施。脳内に注入したとのことですが、果たして成功するかどうか。もし成功した場合、パーキンソン病の画期的治療法となることは間違いないでしょう。

関連:
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posted by さじ at 03:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 脳神
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。お元気でいらっしゃいますかちょっとご相談にのってほしいことがあるのですか。
Posted by 山下 多佳子 at 2009年10月21日 22:50
こんにちは。
いかがなさいました?
Posted by さじ at 2009年10月22日 10:41
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