映画「バベル」を鑑賞した観客が体調不良を訴えた問題で、この映画の配給会社ギャガ・コミュニケーションズは1日、東京、大阪、愛知、三重、神奈川、新潟の6都府県で、同日夕までに計15人の観客が体調不良を訴えたことを明らかにした。
同社は、全国の被害状況を調べ、専門家に人体への影響などの調査を依頼する方針だが、全体的な状況の把握にはまだ時間がかかる見通しだ。
また、同社は、2日から、観客に注意を促す文章を印刷したポスターを全国の上映館に掲示する。注意文は「徹底的にリアリティと臨場感を追求する監督の意図により、本編中に刺激の強い演出効果が取り入れられております」と述べた上で、鑑賞中に気分を悪くした観客がいることを伝え、「予めご了承いただきますようお願い申し上げます」としている。同じ文章を新聞広告やインターネットのホームページでも掲載する。
というわけで見て来ました、バベルです。問題のシーンは、渋谷のクラブ内での映像なんですが、要するにフラッシュを連続で焚かれているような状態になるわけです。「眩しい」と思うと同時に、てんかんの人がいたら光刺激で発作を起こさないだろうかと心配になるぐらいでした。
光刺激というのは、1997年に、ポケットモンスターのアニメ内で起こった現象が有名です。ポリゴンというキャラクターから発せられた連続光によって気分が悪くなり病院に運ばれるといった事態になりました。てんかんの人でなくても、異常な光刺激によって倒れる人もいるようなので、バベルを見る際には注意してほしいです。
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