2007年05月01日

友人の卵子を用いた体外受精が倫理委員会で認められる

友人の卵子体外受精へ…西日本のクリニック

 西日本の不妊クリニックが、友人から提供を受けた卵子を使う不妊治療を計画していることが29日、わかった。

 日本産科婦人科学会が会告(指針)で禁じている方法だが、この施設を含む20の不妊治療施設で作る「日本生殖補助医療標準化機関」の倫理委員会が先月、実施を認めたという。

 厚生労働省の審議会部会が2003年にまとめた報告書では、匿名を条件に他人からの卵子提供を認めるとし、同学会の倫理審議会も同様の答申を出している。だが、今回のケースは、友人からの提供のため匿名性は守れない

 同機関理事長で「広島HARTクリニック」院長の高橋克彦医師によると、卵子の提供を受けないと妊娠できない女性がいることを、学会や厚生労働省に改めて認識してもらうことが目的だという。

 同様の不妊治療では、1998年に諏訪マタニティークリニック(長野県)の根津八紘院長が、妹から卵子提供を受けた体外受精の実施を公表。同学会は、指針に違反したとして根津院長を除名処分にした。高橋医師は「国や学会が結論を出さないまま時間だけが経過している」としている。



 卵子提供ぐらいはいいかなぁって気もしますし、倫理委員会で認められたのなら構わないのでは?

 しかし友人の卵子を用いるって、凄い話ですね。家族ならまだ分かりますが…。よほど仲良くないとできない芸当。

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posted by さじ at 04:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖
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