今国会での採決が注目される臓器移植法改正案について、「臓器移植患者団体連絡会」(大久保通方・代表幹事)は26日、厚生労働省に対し、議員立法の同法案審議に向けた協力の要請など17項目にわたる要望書を提出した。
同法改正案を巡っては、自民・公明両党が衆院厚生労働委員会の下に小委員会を新設し、同案を集中審議することで一致。しかし、野党の一部が慎重な姿勢を示しており、審議入りは不透明な情勢だ。大久保代表幹事はこの日、厚労省内で会見し、「国民の生命を左右する法律なので、政争の具にしてほしくない。早く審議入りしてほしい」と訴えた。
一体何年間見送ってるんでしょうね。そりゃ慎重になる姿勢は分かりますが、臓器移植を待っている国民はご高齢な政治家さんたちのように先行き短いわけではありませんから、慎重になっている間にも命を落としているのが現状です。
さすがに今年こそは審議ぐらいしてくれますよね?去年みたいに「時間がなかった」とかアホな言い訳は使わないでほしいと思います。
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