8日に投開票された鹿児島県議選で、鹿児島市内の投票所にエレベーターなどの設備がないため、車いすの女性(20)が投票をあきらめていたことがわかった。市選管の南郷義人事務局長は「あってはならないことで、配慮が足りなかった。夏の参院選までに、投票場所を変えることを含め早急に改善したい」と話している。
この投票所は同市下福元町の旧農協出張所2階に設置された。市選管によると、足が不自由な女性が8日午後2時ごろ、介助の女性らとともに訪れた。エレベーターなどの設備がないため、4人の市職員が車いすごと女性を抱え、屋外にある幅約1.5メートルの階段を上ることを提案した。だが、不慣れな職員に運ばれることを女性が不安に思い、投票を断念したという。女性は、成人後初めて選挙権を行使するはずだった。
旧農協出張所は長年投票所として使用され、車いすの有権者が来た時は職員が車いすごと運んで対応してきたという。
確かに若い女性にとって、不慣れな人に車椅子を担いでもらうのは不安でしょう。というかこれは明らかに選挙管理側の不手際ですね。何事にも配慮しなければなりません。
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