ヒトがより高収入を求めて努力をしたりすることは知られてきたが、改めてこの行動原理が実験によって実証されていたことがロンドン大学の研究グループが公表した研究論文によって明らかとなった。
ロンドン大学の研究グループは、潜在意識下で高報酬の約束を示した場合、これらの暗示がその後のヒトの行動にどのような影響を与えるかについて実験を行った。
実験の内容は、被験者に対して1ペニー(約2.36円)もしくは1ポンド(約236円)のコインのサブリミナル画像を見せた後、ハンドグリップを強く握れば握るほどたくさんお金を貰えることを伝えた上で実際にハンドグリップを握ってもらうというもの。
その結果、どの被験者も、1ペニーよりも1ポンドを見せられた場合にハンドグリップを強く握るということが判明した。
同じ研究グループはまた、ヒトが無意識で高収入を求めて働く際の脳内の活動に関しても調査。MRIスキャナーを使った被験者の脳活性調査では、この本能的原理に基づく努力は腹側淡蒼球と呼ばれる脳の領域と関連していることも判ったと述べている。
だいぶ、わけのわからない実験ですが、こんなんで証明されるんでしょうかね。疑問や仮説を思いついて、それを実際に証明する段階においての「やり方」が結果につながるはずですが、この実験の意図するところがよくわかりません。
それにサブリミナル効果って、当時でも科学的に証明されていない上に今ではかなり疑問視されているみたいですが。
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