2種類のかんきつ類の皮に含まれる「フラボン類」の2つの成分に、血糖値やコレステロール値を抑制する効果があるとのマウス実験結果を平田敏文広島大教授らがまとめ、17日発表した。
かんきつ類を栽培、展示している「シトラスパーク瀬戸田」(広島県尾道市)との共同研究。平田教授らは「肥満や生活習慣病の予防が期待できる」と話している。
かんきつ類の名前や産地は「特許を申請中のため」として明らかにしていない。
平田教授らによると、マウスの脂肪細胞で、2つの成分が脂肪の蓄積を抑制していることを確認。脂肪を多く含む餌を5週間食べさせる実験で、2つの成分を含む皮を与えたマウスは、与えなかったマウスに比べ、血糖値や体脂肪率が約2割低く、コレステロール値も抑えられたという。
皮ですからね、皮。糖分たっぷりのかんきつ類をたくさん食べたからといって肥満抑制につながるわけではありません。
しかし自然の成分からまた新たな効果を見出したわけでして、ここまで医学が細かくなってしまうと、何をどう使っていけばより効果的なのかわからなくなってきますね。
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