高齢者の介護予防を目的とした伊達市の「高齢者筋力トレーニング事業」が9日、梁川町でスタートした。すでに始まっている保原町を含め、今年度中に市内旧5町すべてに拠点施設を設け、お年寄りの健康づくりを支援していく。
筋力トレーニングは高齢者向けに改良された機器を使って運動能力を維持し、健康に長生きできるようにするのが目的。旧保原町で平成16年度から実施していた事業を今年度中に他の4町に拡大する。
対象は市内在住の65歳以上。福島大による監修のもと健康運動指導士ら専門スタッフが利用者に適した運動メニューを作成する。
老後、誰かに介護してもらわなくてもすむ方法があります。骨や体幹の機能はどうしても衰えてしまいますが、筋肉の量を維持することで、いつまでも健康で活動することができるのです。
特にこういった筋力トレーニングは、個々にあわせたものでなければ効果があまり期待できません。スポーツジムのインストラクターなどがそれにあたるわけですが、それを高齢者でやってしまおうというのがこの試み。市全体でやることで、高齢者の介護率にどれだけ効果をもたらすのか。数年後のデータが楽しみです。
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