2007年04月21日

ADHDの子供の母親は、喫煙率が一般人の2倍にも上る。

ADHD発症児の母、喫煙率一般の2倍

 落ち着きがないなどの症状が表れるADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもの場合、母親の喫煙率が同年代の女性の2倍程度高いことが、大阪府の小児科医の調査でわかった。

 母親の喫煙とADHD発症との関係を示す研究は、これまで海外ではあるが、日本では初めてという。

 ADHDは、生まれつきの脳の機能異常による発達障害とされ、集中力がない、衝動的な行動をするなどが特徴。治療経験の豊富な大阪府寝屋川市の小児科医院の安原昭博院長が、小児患者の母親167人に喫煙歴などをアンケートした。

 その結果、喫煙経験は47%にあり、妊娠時にも35%が喫煙していた。特に出産時の年齢が20〜24歳の母親では、喫煙率が88%にのぼった

 一般の出生児を対象にした厚生労働省調査では、母親の喫煙率は17%、うち20〜24歳は35%で、ADHD児の母親は2倍程度高い。安原院長は「ADHDには遺伝的要因もあるが、母親の喫煙も関係があると考えられる。妊娠が分かってから禁煙したのでは遅い可能性がある」と話す。京都市で21日開かれる子どもの防煙研究会で発表する。



 喫煙経験云々の話よりも、妊娠時に35%が吸っているという驚くべき数値をなんとかすべきでしょう。何で妊娠時に吸えますかね。子供のことを少しでも考えていたら普通すえないと思いますが。それだけ、利己的な人間が増えているということでしょうなぁ。ADHDの遺伝的要素がその喫煙習慣をもたらしているということも考えられるかもしれませんね。

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医学処 ADHDの8割以上が、子供時代にいじめられた経験を持つ。
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posted by さじ at 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神
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