2007年04月17日

ADHDの8割以上が、子供時代にいじめられた経験を持つ。

ADHD患者 8割がいじめ被害

 ADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断された成人の8割以上が、子ども時代にいじめられた経験を持つことが、患者団体の調査で分かった。

 ADHDは、物事に集中できない、じっとしていられない、衝動的に行動する、などの症状が現れる発達障害。学童の3〜7%に発症するといわれる。

 調査は、ADHDの症状がある大人で作るNPO法人「SOAA」(白井由佳代表)が、インターネットでアンケートを実施。回答者103人のうち、医師からADHDと診断されている56人の回答を分析した。

 それによると、小中学校時代にいじめられたことがある人は84%。「死んだ方がまし」と思うほどのいじめの経験があるのは43%で、5人に1人は、いじめられた時期に自殺を試みたことがあった。逆に、いじめたことがある人も46%にのぼった。

 白井さんによると、いじめられる原因は、障害のせいで「不器用」「だらしない」といった点が、いじめる原因は「衝動性を抑えられない」点が考えられるという。

 白井さんは「ADHDの子がいたら、周囲の人はじっくり話を聞いてほしい。それだけでも気持ちが楽になる」と話している。



 一見すると障害に見えないけれど学校教育を行っていくうえでは異常が露呈して、更には容赦なく嫌われてしまう可能性もありますからねぇ。アスペルガー症候群なども、今の社会で理解されるのは難しいかなと思いますし。まずは教師、そして親御さんが理解を示して、子供たちもそれに適応できればいいんですが。

関連:医学処 韓国の小・中・高校生の間で「集中力を高める薬」が大流行
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posted by さじ at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神
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