ストレスホルモンの1種であるコルチゾールの分泌レベルが継続的に高くなると、リスクを回避する行動が促される可能性があるとの研究結果が、米国科学アカデミー(PNAS)ジャーナルに掲載された。
同研究では、ロンドンのトレーダーを対象に実施した過去の調査結果と、コルチゾールが行動に及ぼす影響に関する研究室での実験結果を合わせて分析。ストレスによってトレーダーの警戒感が増し、金融市場の状況を悪化させる可能性があることが示唆された。これまでの経済・金融モデルでは主に、トレーダーのリスク志向は市場の動向に影響されないとされているが、この想定を覆す結果が得られた。
「この研究で明らかになったのは、ほとんど認識されていないストレスレベルの変化が、リスクを取る行動に実際に影響を及ぼすということだ」とし、トレーダーだけでなく中銀当局者など金融業界の誰もこのことを理解していないのは恐ろしいと語った。
これ関連の話は以前から指摘されていましたが、金融の世界ではある程度ためらわずにぶっ込むぐらいのほうが成功するんでしょうねぇ。
逆に車の運転とかは、安全運転に越したことはないので、良さそう。
確か唾液か何かからコルチゾールを簡単に測れたような?それで適正見るとか、面白いかもしれない。