経済産業省は、地域の商店街で心臓発作を起こした人に応急処置を施す「AED」と呼ばれる医療機器の設置を促すため、設置費用の半額を補助する制度を設け、今後5年間で全国のすべての商店街への普及を目指すことになりました。
「AED」は、心臓発作を起こした人に電気ショックを与えて心臓の動きを正常に戻す持ち運び可能な医療器具で、医師や救急救命士でなくても使用が認められていることから、学校や駅など公共施設で設置の動きが広がっています。しかし、1台設置するための費用が40万円程度かかるため、商店街での設置は遅れているということです。このため経済産業省は、地域の商店街がAEDを設置する際に、費用の半額を補助する制度を設けたもので、来月から全国の商店街が加盟する振興組合を通じて募集を行い、今後5年以内に全国のすべての商店街にAEDの普及を目指したいとしています。
救命の基本として、まずAEDというものがありますからね。ただ最近では心臓マッサージの重要性も大きいみたいですが。いきなり人が倒れたときに、すぐさまAEDをセットできるよう、AEDの存在が「当たり前」になるぐらい広めていきたいですね。
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