2007年04月13日

握力が強い中高年ほど、病気による死亡率は低い。

握力:「強い中高年ほど死亡率低い」 日米研究班が調査

 握力が強い中高年ほど病気による死亡率が低くなるという調査結果を、日米共同研究機関・放射線影響研究所(広島市南区)の佐々木英夫・専門委員らの研究グループがまとめた。握力が5キロ強くなるごとに、死亡率は男女とも約1割小さくなるという。3日付の米医学誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載された。

 加齢に伴う筋力低下などと原爆被爆の関連を調べる一環で、70〜72年に握力を測った被爆していない人も含む約5000人(測定時35〜74歳)を追跡調査した。99年までに亡くなった約2500人を男女別に3年齢層(35〜54歳、55〜64歳、65〜74歳)に分け、握力の強さ別に5集団に分類。死因のうち、がん、心臓疾患、脳卒中、肺炎と握力の強さとの関連を解析した。全データの平均では、握力が5キロ強くなるごとに、死亡率は男性で11%、女性で13%下がった。

 佐々木専門委員は「筋肉量の多さは糖やたんぱくの代謝と関係する。調査結果は、筋力を維持する運動習慣があるかどうかの反映だろう」と話している。



 筋肉というものは、どうしても衰えてしまいます。しかし適時運動することで、筋肉量を維持、または向上することができると言われています。高齢者になると、筋力の衰えから、何もないところで転倒して大腿骨骨折を引き起こしたりしてしまいますので、筋肉だけは維持するようにしましょう。スポーツジムでがしがし運動しなくてもいいので、自分のできる範囲でやれば良いと思います。

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posted by さじ at 08:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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