2007年04月12日

災害時に電気ガス水道を使わず出産できる簡易分娩セットを開発

簡易分娩セット:災害時、野外でも出産 1人で運べ準備10分

 大地震などの被災地で、妊婦を医療機関に搬送できず、電気、ガス、水道が途絶えた状況でも出産を支援できる簡易分娩セットを、自衛隊中央病院(東京都世田谷区)の早田英二郎・産婦人科医官らが考案した。セットを使えば、野外でも助産師1人が周囲の人の助けを借りて出産を介助できるという。1人で持ち運べ、離島や山間部で、医師が不在時の緊急対応にも役立ちそうだ。

 胎児の心音モニター装置、鉗子類、はさみ、消毒剤、ガーゼなど基本的な装備に、手動式吸引セットや点滴セットなど緊急事態に備えた器材を加え、滅菌パックしてリュックサックに詰めた。分娩台代わりのマットや組み立て式ついたても一緒に携帯する。

 陸上自衛隊が災害派遣時に使用している救急医療セットを参考に、開発した。女性でも背負えるように重さは約6キロにとどめた。助産師が現場にたどり着けば、約10分で準備を整えられる。

 ただし、産後数時間以内には、産婦と新生児を医療機関に搬送することが望ましい。

 兵庫県産科婦人科学会などの調査によると、阪神大震災(1995年)の被災地では、地震当日に約160人、翌日から2週間で約2060人が生まれた。妊産婦からは、「救援の際に優先扱いされず、困ったり不安を感じた」などの声が多く寄せられたという。

 早田医官は「妊婦は命を二つ抱えている。簡易分娩セットが、地域の災害拠点病院や救急車に標準配備されるようになってほしい」と話す。

 京都市内で14日から開く日本産科婦人科学会学術講演会で発表する。



 おーこれ凄い。普及させてほしいですね。リュックの中にはドラえもんのポケットのように、出産に必要なものがズラリそろっているようです。特に助産師の活躍が期待されるでしょう。例え災害が起ころうと、生の誕生は訪れます。強いショックやストレスを与えないように、周囲の人のサポートの中で産みやすい環境を作るのにも一役買いそうです。こうも整っていると、安心できますものね。

関連;医学処 産婦人科医不足の対抗策に、「助産師外来」


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posted by さじ at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急
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