2007年04月12日

夫の死後に精子を体外受精しても、夫の子とは認知しない

死後生殖:医療の進展に司法追い付けず 長野の出産公表

 夫の精子を凍結保存し、死後に体外受精して子どもをもうける死後生殖について、最高裁は昨年までに3度、夫の子として認知しない判断を示している。民法は死後生殖を想定しておらず、「法的父子関係を認めることはできない」ためだ。

 死後生殖は夫を亡くした妻の希望をかなえるが、生まれながらにして父のいない子を誕生させることは子の福祉に反するとの考え方が背景にある。判決を受け、日本産科婦人科学会(武谷雄二理事長)は昨年末の理事会で、本人が死亡した場合は凍結保存精子を廃棄するとの指針案を作成。14日の総会で正式決定することにしていた。

 諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長が死後生殖の実施を公表したのは、学会に問題提起するためという。確かにこの問題を巡っては、世界的にも対応が分かれている。フランスやドイツ、オーストラリアは死後生殖を認めない一方、米英では認められている。

 国内でも高松高裁は04年、父子認知を認める判決を出したが、最高裁は昨年9月に認知請求を棄却した。ただし「法整備が望まれる」との補足意見が付けられた。

 生殖補助医療の進展に伴い、法が想定しない親子関係があちこちで生まれている。タレントの向井亜紀さん夫妻は、代理出産で生まれた子どもとの親子関係を最高裁に認められなかった。

 科学史家の米本昌平さんは「生殖補助医療技術の進展に伴う変化に、社会がきちんと判断できない状況になっている。死後生殖をはじめ、生殖補助医療技術をめぐるルールづくりには、技術を評価し、判断材料を国民に提示する調査機関が必要だ。腰を落ち着けた議論が必要になっている」と話す。



 んー…。これもまた…。

 さすがに死後の精子で認めるのは…ねぇ。遺伝子の問題ではないですよねこれは。子の福祉に反するといっても、単に戸籍上父親がいないだけで、この写真の人がお父さんなんだよーって感じでおしえりゃいいじゃないですか。そんなに拘ることですかね。

 向井さんの代理出産は、日本の「血族&分娩」の既存の概念を打ち砕こうとしたのに対し、この件はむしろ血こそすべて的な考え方がありますよね。後者は正直固定観念にとらわれすぎなのでは。それとも日本という国は、そこまで片親に厳しい国なんでしょうか。

関連:医学処 死者の精子で体外受精した子供の「認知」は認めない判決。


広告
posted by さじ at 01:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。