首都圏で小中学生の進学塾と大学予備校を展開する「早稲田アカデミー」(東証2部上場、本社・東京)は9日、医学・理工系の大学予備校「野田クルゼ」を経営する「野田学園」(非上場、同)の発行済み株式を全株取得し、完全子会社とすることを決めた。取得価格は9億2000万円。株式の取得は5月30日までに終了する。
文系学部への受験生を主な対象とする早稲田アカデミーが、医学系予備校の野田クルゼを傘下に入れることで、「大学全入時代になっても、根強い人気がある医・歯・薬学部志望の受験生をターゲットとする事業展開ができる」という。野田クルゼの名称は今後も存続する予定。
なんと。野田クルゼが買収されてしまうとは。名前が残るんじゃ早稲田アカデミーというブランドにとってはあまりおいしい話ではない…ということでもないんですねぇ。でも最近医学系の予備校もキツいみたいですね。特に非大手の、少数精鋭をウリにしているところは。人数が来ないととんでもなく赤字になってしまうようですし。