たばこの箱の健康警告表示が05年夏に目立つように見直されたことを知っている喫煙者のうち、禁煙に踏み切ったのは1割にとどまっていることが財務省のアンケートで分かった。約6割の人が吸う本数を減らしていないと回答、「警告」効果は限定的だった。財務省は「今後も、継続的に調査したい」としている。
健康警告表示は、箱の側面に「健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意」と印刷されていた。05年7月の見直し後は「喫煙は、あなたにとって脳卒中の危険性を高めます」など病名を示し、箱の表と裏の両面に印刷されている。アンケートに答えた全国の中学生以上の男女2553人の喫煙者(一部元喫煙者を含む)のうち、70%が見直しを知っていた。
そのうち「喫煙をやめた」という回答は10%にとどまり、「吸う本数を減らした」は29%、「減っていない」が61%だった。本数を減らしていない喫煙者に理由を尋ねたところ「減らそうと思っているが、ついつい喫煙してしまう」が54%、「健康改善の効果が薄い」が14%と続いた。
アンケートは財務省の委託で社団法人新情報センターが1月に実施した。
でも1割がやめたなら万々歳では?私はこの広告、意味ないものだと思っていましたから。
だって煙草すっている人で、健康に害があると知らない人はいないでしょう?いたら本物のアホです。多くの人は、それでも吸いたいと思っているからこそ吸っているわけで、具体的な病名が出たからやめるというのは、効果がないように思います。まぁ、例えば息子が生まれるとか、何らかの人生の契機にふと「やめよう」と思うことはあるかもしれませんが。
こういったことを増やして、1割1割と減らしていけばいいんじゃないでしょうか。最も、国も煙草会社も、税金などの問題から本腰を入れるつもりはなさそうですが。1箱1000円にしたほうがよっぽどやめると思いますけどねぇ。
関連:
医学処 世界心臓学会にて、喫煙は「最も有害な行為」であると宣言
医学処 全国公私立医学部で敷地内禁煙を実施しているのはたったの25%
医学処 ニコチン依存症の治療を5回受けた人の禁煙成功率は60%近くに上る
しかし、喫煙者も近所の小さな焼却炉に文句をつけるとか。
喫煙者は他人にダイオキシンを吸わせるくせに、自分が吸わされると文句をつける。
頭がどうにかしてるとしか思えません。
一部には、周りを気遣う喫煙者もいるのでしょうけど。
日本も喫煙者に厳しくしてほしいものです。