2007年04月10日

日本中国韓国の3国が、新型インフルエンザに共同で対処する

新型インフルエンザで日・韓・中、共同対処へ

 柳沢伯夫厚生労働相と中国、韓国の保健担当閣僚は7、8の両日、ソウルで新型インフルエンザ対策に関する会合を開き、情報共有やワクチン開発を共同で進めることなどを盛り込んだ覚書に調印した。

 覚書によると、ヒトからヒトに感染する新型インフルエンザウイルスに変異する可能性が懸念されている鳥インフルエンザなどに対し、3カ国が検疫や治療、予防などで共同対処するための基金を創設。研究プロジェクトや連絡窓口を設置、整備することでも合意した。閣僚級会合の定例化も決まった。

 日本は、3カ国が医薬品開発のための臨床データ共有や、他の地域も含めた自然災害やテロなどでの連携に向け協力する必要性を提言、中韓の賛同を得た。

 また日本は韓国と高齢者関連産業の振興で、中国とはがん対策でそれぞれ協力することを確認

 韓国の柳時敏保健福祉相は新型インフルエンザ対策で将来、北朝鮮との連携も必要との考えを示した。会議には中国から高強衛生相が出席した。



 おっ、アジア勢、歴史で争ってはいても命のこととなるとやはり熱いですね。がっちり協力体制を築き上げました。しかし北朝鮮……そりゃ命は平等ですが、協力するというより与える一方になるような予感が。韓国側のパフォーマンスなのかもしれませんが。

関連:
医学処 インフルエンザの季節。新型インフルエンザの予防法とは。
医学処 日本でのワクチン開発を推進するために厚生労働省が乗り出す
医学処 もし新型インフルエンザが確認されたら、既に3000人が感染している。
広告
posted by さじ at 01:30 | Comment(4) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
中韓は、日本が技術と資金を出してくれるから飛びついたんじゃないかな?

資金を三国で等しく出すならやらないと思います。
Posted by たっく at 2007年04月10日 18:18
まあそうでしょうねぇ。ただ、ウイルスは中国などのほうで発生しやすいと思われるので、その情報を得れるだけでもその価値はあるかなと思います。
Posted by さじ at 2007年04月11日 02:33
中国なんて、一部の富裕層が受けられる医療のレベルを上げるより、大多数の貧困層が安く受けられる医療を推進するべきだと思いますが…。

「自分さえよければいい」が国是な国ですから、政治家になれる富裕層が、富裕層のための政治を行ってるのでしょうね。

我が国も、同じくなりつつありますが…。
Posted by たっく at 2007年04月11日 18:42
日本が世界に誇る国民皆保険制度を、日本人自らなくそうとしてますからね。まったく理解できない話です。いつからそんな利己的になってしまったのか。平等な上に世界最先端の医療を誰でも安価で受けられるのに。
Posted by さじ at 2007年04月12日 02:00
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック