タイ・バンコクのシリラ病院の医療チームは5日、胴体がつながった状態で昨年生まれたタイ人結合双生児の分離手術に成功したと発表した。
結合双生児の手術は、下半身が一つだったベトナムのベトさん・ドクさんのケースなどがあるが、今回は、癒着した二つの心臓と二つの肝臓を分離し、胴体を二つに分けるという難作業で、成功したのは世界で初めて。
同病院のモンコン・ラオハペンセン医師によると、双生児はいずれも女児のパンワーちゃんとパンタワンちゃん。昨年6月、心臓の心室同士が結合し、両方の心臓につながる血管が存在するなど極めて複雑な状態で誕生した。このような結合双生児が生まれる確率は5万分の1〜10万分の1とされる。
心臓も癒着してたんですね。成功したようで何とも喜ばしいニュースとなりました。力強く育ってほしいです。
しかし、5〜10万分の1って、結構身近な確率ですよね。何秒かに1人生まれているわけですし。誰にでも起こることなんでしょう。そうした時に、どうするかを真摯に話し合える医者、夫婦であってほしいですね。
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