○○健康法というのが次々に登場しては消えていきますが、最近ではタマネギ氷健康法というのもあり、健康雑誌などで特集されたりして人気が持続しているようです。
タマネギを電子レンジで加熱したものに水を足してミキサーにかけ、ピューレ状になったのを製氷皿に入れて冷凍する--作り方は比較的簡単です。凍った塊は料理やレトルトなどいかようにも加えて食すればよいという手軽さ、保存性、健康法あれこれ、割安さ、などが人気の理由のようです。
確かに1日1人4分の1個で十分で、1ヵ月300円か400円というのであれば、健康法としては安いものかもしれません。
古代エジプトではピラミッド建設に従事した労働者にタマネギが現物給与として与えられたという記録があります。疲れをとる、強壮効果が信じられていたのでしょう。精力剤として知られるニンニクにも硫化アリルの仲間が豊富に含まれていることからも、タマネギ信奉が古代からあったとして不思議はありません。
昔からお寺の山門脇には「不許葷酒入山門」の文字が掲げられてきました。葷酒つまり「ニラとニンニクの類と酒はこの先ご法度」ということで、ニンニク類は修行の妨げになると考えられていたのです。栄養的にはビタミンB群、C、ミネラルが豊富にあります。煮ると独特の甘みを楽しめますが、ポン酢とカツオ節で食べる生の千切り(オニオンスライス)はベストでしょう。
◆精神の安定にも
硫化アリルは血液をさらさらにし、血栓予防に優れた効果を発揮しますけれど、その薬効は生のほうが高いとされています。ただし水にさらしすぎると効果が損なわれます。糖尿病にもお勧めです。 ヨーロッパでは馬が血栓で脚に障害が起きたときなど、タマネギをたくさん食べさせたと言います。タマネギで面白いのは鎮静効果です。元気が出る割に精神を安定させるというのはちょっと矛盾しますが、特に生食だと不眠やイライラに効果があるようなのでお試しください。
玉ねぎに精神安定作用が。
玉ねぎ食わせたPtと食わせなかったPtで評価してみたいぐらいですね。
個人的には玉ねぎっていうのは素晴らしい食材だと思いますが、どうしても炒めてしまいますよねぇ。なまで、あまり水にさらしすぎないと、となると、うまい具合にやらんと、どうも。