4年に1度開催される国内最大級の学会、日本医学会総会が6日、大阪市で始まった。会期は8日までで医療関係者ら約3万人が参加、100以上のシンポジウムや討論会、特別講演がある。
同学会は1902年の第1回以来、東京、京都などで開催。大阪では83年以来24年ぶり。
今回のテーマは「いのち ひと 夢」。1日目は分子生物学などの手法により研究が進む基礎医学、2日目は臓器移植や小児救急医療、がん治療などの臨床医学、3日目は個人ごとの遺伝子の違いに合わせた治療をするテーラーメード医療など最先端、未来の医療を取り上げ、専門領域の垣根のない討論を目指す。
最終日は特別シンポで、日本の医学教育、医療制度について問題点を検討。医師でもある宇宙飛行士の向井千秋さんが「宇宙飛行最前線」と題して特別講演をする。
一日目ではES細胞などの再生医学関連も話されたようです。
別ソースによりますと、「岸本会頭が「市民の3分の2が現在の医療に満足していない。開かれた医学会を掲げてこの事態を改善していきたい」とあいさつした。」とのことです。やはり患者を個人とみて1人1人について考えた場合、世界最高峰の医療といえど、公平に診る「国民皆保険制度」では満足度は低めか。でもまぁ、贅沢な悩みだとは思いますけどね。安価でどんな医療でも自由に選択して受けられるわけですから。