米サザンプトン大学(University of Southampton)は今月、地球に落下してくる隕石を独自開発の落下軌道モデルのソフトウェアを使って解析を行った結果、隕石落下による被害を受け易いワースト5を発表した。
サザンプトン大学では、隕石が地球に落下するケースで様々な可能性を検証。その結果、隕石が落下してきた場合、中国、インドネシア、インド、日本、米国の順で大きな被害を受けるという解析結果を得た。
サザンプトン大学によると直径200m以下の比較的小さな隕石であっても海洋に落下した場合には地球全土に広がるような大津波を引き起こすという。そのため、インドネシアや日本など面積が小さくて隕石の直接落下による被害の可能性は低い国であっても、太平洋など広大な海洋に接している地域の場合は津波に影響で壊滅的な被害を受ける可能性があるとしている。
隕石落下による被害を考慮した場合、比較的、面積が小さいのにも関わらず被害確率が上位に入るインドネシアと日本の2ヶ国は相対的に隕石に対する脆弱性がどの国よりも高いということになりそうだ。
こんな小さい島国であってもベスト5にランクインしてしまうほどとは…。津波の歴史もあるわけですから、他国よりも津波に関しての対策は秀でているらしいですけど……。