京都大病院の心臓血管外科が昨年末から新規の手術を差し止められている問題で、同病院は29日、米田正始(こめだまさし)教授(52)を4月1日付で心臓血管外科長の職から解き、同16日から手術を再開すると発表した。
内山卓院長らは記者会見で「米田科長では安全を確保できない」と説明した。
後任の科長は、脳神経外科が専門の橋本信夫副院長が兼任する。米田教授は、すでに大学を相手に科長の地位保全を求める仮処分を京都地裁に申し立てており、「不当な人事だ」と反発、30日には地位確認と3300万円の損害賠償を求める訴訟を起こす。
ありゃ。とうとう解任されてしまいました。脳外専門の人が兼任するというのもよくわからん話ではありますが…。科長をやめさせれば手術ミスが減るというわけではないでしょう。
混乱しておりますねぇ、京大も。通常業務に支障を来たさなければいいんですが。
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