脊髄損傷で下半身まひとなった人に、自らの鼻の粘膜を移植し、運動機能を回復させる臨床研究が、年内にも大阪大学付属病院で始まる。
脳神経外科の吉峰俊樹教授らが10日、都内で説明会を開き、患者らに詳細を説明した。
この方法は、鼻腔内の「嗅粘膜」を使用。ここにはにおいを感じる神経細胞があり、再生能力があることが分かっている。
患者自身の嗅粘膜を切り取り、脊髄の損傷部分に移植する。
昨年6月に同大の倫理委員会で承認を受けた。
においを感じるということはかなり高度な神経細胞の集合体なのでしょう。それを脊髄に移植してやることで、欠損していた神経線維を紡ぎなおそう、というものですね。同様の研究はいろいろ行われているようですが、自身の鼻の粘膜を利用する点が新しい。脊損患者さんの希望の光になってほしいですね。
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