2007年03月29日

オイボの肝臓を食べてビタミンA過剰の食中毒となる。

「オイボ」の肝臓食べ、富山市で3人が食中毒

 朝日町沖合いなどで捕れるオイボ(スズキ科のイシナギの別名)が原因の食中毒がありました。富山市内の飲食店で、オイボの肝臓を食べた客3人に、顔や手の皮膚が剥がれるなどの症状が出ていたことが11日わかりました

 富山市保健所によりますと、先月23日の昼、市内の飲食店『銀鱗』で、ランチメニューの中のオイボの肝臓の煮付けを食べた60歳から70歳代の女性3人に、頭痛や吐き気、顔や頭、手の皮膚が剥がれるといった症状が出て、2人が医療機関で治療を受けたということです。

 保健所では症状などから、ビタミンAを一度に大量に摂ったことによる食中毒と断定し、この店を11日から13日まで3日間の営業停止処分としました。オイボの肝臓は、ビタミンAを大量に含んでいるため、食品衛生法では食用を禁止していますが、店側は、それを認識していなかったということです。



 ビタミンAは脂溶性ビタミンです。つまり水に溶けないので、オシッコとして排出することが難しく、どんどん身体に溜まります。そのため大量にとると過剰症状を呈するわけです。以下wikipediaより。

過剰障害:脳圧亢進、四肢の痛み、肝機能障害、激しい頭痛(おもに後頭部)、疲労感、奇形の発生

食中毒症状:イシナギ、サメ、マグロ類などの南方魚や鯨、シロクマの肝臓を食べ過ぎると食中毒として起きる。

中毒症状は食べた後30分〜12時間であるが、ほとんどは短時間でおきる。まず、激しい頭痛がある。嘔吐や発熱を呈すこともある。これは早く回復する。次に、1〜6日後に顔面の皮膚が、はがれ落ち、手足、全身に広がる。1月ぐらいで全身の皮膚がはがれる。

関連:医学処 ビタミンA,Eなどの抗酸化サプリメントは死亡率を高める可能性もある
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posted by さじ at 06:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 内分
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