岐阜県特産の富有柿の皮などに含まれるポリフェノールの一種「クエルセチン配糖体」にメラニン色素の生成を抑制する「美白効果」があることが、同県国際バイオ研究所(各務原市)と岐阜薬科大(岐阜市)などの共同研究で分かった。既に特許の出願をしており、28日から富山市で開かれる日本薬学会で発表する。県は今後、詳細なメカニズムを解明し、県内の企業と協力して実用化を目指す。
研究は産官学が連携して研究開発に取り組む県のプロジェクトの一環。研究グループは、葉やへたが薬として利用される富有柿の皮に着目し、皮のエキスを分析したところ、メラニン色素の生成を抑える作用が見つかった。
さらに皮の成分を分析した結果、クエルセチン配糖体がメラニン合成に必要な酵素の量を減少させることが分かった。マウスの細胞やヒトの培養皮膚を使った実験でも、化粧品の成分となるコウジ酸よりも強いメラニンの生成抑制作用があることが確認された。
普段剥いてしまう皮にも、結構いい効果があったりします。サツマイモでしたっけ、皮も食べると放屁が少なくなるとかいうのは。柿も本来、皮とセットで1つの効果、なのかもしれません。
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