京都工芸繊維大(左京区)と府立大(同)、府立医科大(上京区)の3大学は16日、4月から教養科目の一部で単位互換を始めると発表した。
3大学では連携推進を目指して協議会を設置し、昨年10月に、包括協定を締結しており、事務局の府大学改革推進室では「今後、対象科目を増やしていきたい」としている。
単位互換の対象科目は、京都工芸繊維大が「京都ブランド創生」など7科目、府立医科大が「現代生命科学」など10科目、府立大が「文学」や「歴史学」など21科目。3大学合わせて教養科目129のうち38科目で実施する。
3大学は2005年2月から教育や研究での相互連携を模索して協議を開始。08年4月をめどに、府立大と府立医科大が経営統合して「1法人2大学」制とし、国立の京都工芸繊維大も加え、教養科目の共同化を進める。今後、3大学共同キャンパスを設けることが検討されている。
単科大学は消えゆく運命なんでしょうね。教養科目の共同化はすなわち吸収合併か。ですが医療に関して言えば独自のスタイルで進化できるので、単科大学も応援していきたいところです。