名古屋大学(名古屋市昭和区)医学部付属病院(井口昭久院長)は19日、心臓手術で入院していた70代の患者が、不整脈を起こしたのに8分間気づかない医療事故が今月上旬に発生したと発表した。患者は依然、昏睡が続いているという。
同病院によると、患者は心不全と腎不全の合併症で2月下旬に入院。翌日、心臓の緊急手術を受け、集中治療室で処置していたが3月上旬、不整脈を発症した。しかし患者のモニターが警報を出さず、結果として8分間、対応が取られない状態が続いた。病院は患者の異常に気づき、ただちに心臓マッサージなどを行ったが、患者は現在も昏睡状態が続いている。
病院は「患者には人工呼吸器などが取り付けられており、モニターが患者の異常に反応しなかった可能性もある」としている。病院は患者の家族に経緯を説明し謝罪。近く外部有識者を交えた事故調査委員会を発足させ原因究明と再発防止に当たる。
機械の不調?取り付けの誤り?何はともあれ再発防止を。8分間不整脈になっていただけで血流は相当途絶えますからねぇ。。。
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