2007年03月19日

鎮痛剤をほぼ毎日服用する人は高血圧になるリスクが3割増える

鎮痛剤常用 高血圧リスク3割増

 アスピリンなどの鎮痛剤をほぼ毎日服用する男性は、全く服用しない人に比べ、高血圧になる危険が3割増えるという調査結果を、米ブリガム・ウイメンズ病院などの研究チームが、米医師会の専門誌「内科学アーカイブズ」(電子版)に発表した。

 当初は高血圧の症状がなかった50〜70代の男性1万6031人を対象に、健康状態を2〜4年間追跡した結果、1968人が高血圧になっていた。

 鎮痛剤を週6日以上服用した人に着目し分析したところ、アセトアミノフェンでは34%、アスピリンでは26%、その他の非ステロイド系抗炎症剤では38%も、服用しない人より高血圧になりやすかった。また、いずれかの鎮痛剤を週に15錠以上服用した人は、高血圧になる割合が48%も高かった

 女性については、既に鎮痛剤の常用で高血圧が20〜35%増えるというデータが出ている。研究チームは「鎮痛剤が血管の柔軟性に影響を与えるためではないか」と推定。

 アスピリンには心臓発作などの予防効果があるが、「注意して使うべきだ」と指摘している。



 あまりよろしいものではないですからね。ある意味、痛みを誤魔化してるだけなんで。肝臓も解毒のために負担を強いられるでしょうし。それでも必要とする患者さんはいます。医師の指示に従って、正しく使用して下さい。

関連
医学処 妊婦に鎮痛剤投与で胎児死亡、825万の賠償
医学処 妊娠後期にアスピリンの使用は禁忌とする方針
医学処 市販の鎮痛解熱剤の副作用を知っておかないと、死亡する可能性も
広告
posted by さじ at 00:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック